diff --git a/doc/eval.jax b/doc/eval.jax index 0f7c651f0..8ca4d067c 100644 --- a/doc/eval.jax +++ b/doc/eval.jax @@ -1,4 +1,4 @@ -*eval.txt* For Vim バージョン 8.2. Last change: 2020 Feb 14 +*eval.txt* For Vim バージョン 8.2. Last change: 2020 Jun 03 VIMリファレンスマニュアル by Bram Moolenaar @@ -47,7 +47,7 @@ Vim script の利用についてはユーザーマニュアルの41章|usr_41.tx *Number* *Integer* 数値 32ビットまたは64ビットの符号有整数。|expr-number| - 64ビット数値は |+num64| 機能つきでコンパイルされたときのみ有効。 + ビット数は |v:numbersize| で得られる。 例: -123 0x10 0177 0b1011 浮動小数点数 浮動小数点数。|floating-point-format| *Float* @@ -91,14 +91,16 @@ Blob バイナリラージオブジェクト。任意のバイトシーケン 数値 -1 --> 文字列 "-1" ~ *octal* 文字列から数値への変換は最初の数字を用いて数値に変換する。16進表記 "0xf9" や -8進表記 "017"、2進数表記の "0b10" も認識される。(NOTE: |scriptversion-4| を使 -用する場合、8進数は認識されない)。文字列が数字で始まらない場合結果は0となる。 +8進表記 "017" もしくは "0o17"、2進表記の "0b10" も認識される。(NOTE: +|scriptversion-4| を使用する場合、先頭が "0" の8進数は認識されない)。文字列が +数字で始まらない場合結果は0となる。 例: 文字列 "456" --> 数値 456 ~ 文字列 "6bar" --> 数値 6 ~ 文字列 "foo" --> 数値 0 ~ 文字列 "0xf1" --> 数値 241 ~ 文字列 "0100" --> 数値 64 ~ + 文字列 "0o100" --> 数値 64 ~ 文字列 "0b101" --> 数値 5 ~ 文字列 "-8" --> 数値 -8 ~ 文字列 "+8" --> 数値 0 ~ @@ -564,6 +566,8 @@ Note 辞書の要素間に順序は定まっていない。そのため ":echo a 辞書から条件を指定して要素を取り除くには|filter()|が使える: > :call filter(dict, 'v:val =~ "x"') このコマンドは "dict" から 'x' にマッチしない要素を全て取り除く。 +このコマンドで全てのエントリを除去することもできる: > + call filter(dict, 0) 関数を辞書に入れる ~ @@ -1230,8 +1234,8 @@ expr8->{lambda}([args]) number 数定数 *expr-number* *hex-number* *octal-number* *binary-number* -10進数、16進数(0xか0Xで始まる)、2進数(0bか0Bで始まる)、もしくは8進数(0で始まる) -の数定数。 +10進数、16進数(0xか0Xで始まる)、2進数(0bか0Bで始まる)、もしくは8進数(0か0oか0O +で始まる)の数定数。 *floating-point-format* 浮動小数点数は次の2つの形式で書ける: @@ -1315,6 +1319,9 @@ number 数定数 *expr-number* ダブルクォート文字を使う場合はエスケープしなければならない: "" utf-8 文字を得るためには を使わずに、上述の \uxxxx を使う こと。 +\<*xxx> \ と同じだが、文字に修飾子を含むのではなくそれを前に付加する。 + たとえば、"\" は 0x17 の1文字だが、"\<*C-w>" は 4バイトになる: + 3は CTRL 修飾子で、その後に文字の "W"。 Note "\xff" は値255の1バイトとなる。これはエンコーディングによっては無効な値か もしれない。現在の 'encoding' の値に応じた文字255を得るには "\u00ff" を使う。 @@ -1761,8 +1768,11 @@ v:errors |assert_true()|のような、テスト用関数によって見つか v:event 現在の |autocommand| に関する情報を含む辞書。辞書に何が入るか は個々のイベントを参照。 この辞書は |autocommand| が終了したときに空にされる。独立した - コピーの取得方法については |dict-identity| を参照。 - + コピーの取得方法については |dict-identity| を参照。イベントト + リガー後の情報を保持したいのであれば |deepcopy()| を使うこと。 + 例: > + au TextYankPost * let g:foo = deepcopy(v:event) +< *v:exception* *exception-variable* v:exception 最も直近に捕捉され、まだ終了していない例外の値。 |v:throwpoint|と|throw-variables|を参照。 @@ -1936,6 +1946,10 @@ v:null 空の文字列。JSONでは "null" として使われる。|json_encode これは eval() がその文字列をパースしたときに、元の値に戻せるよ うにするためである。読出し専用。 + *v:numbersize* *numbersize-variable* +v:numbersize 数値のビット数。これは通常64で、システムによっては32になること + がある。 + *v:oldfiles* *oldfiles-variable* v:oldfiles 起動時に |viminfo| から読み込まれたファイルの名前のリスト。 これらはマークを記憶しているファイルである。リストの長さの上限 @@ -2256,11 +2270,12 @@ arglistid([{winnr} [, {tabnr}]]) 数値 引数リストID argv({nr} [, {winid}]) 文字列 引数の第{nr}番目 argv([-1, {winid}]) リスト 引数リスト +asin({expr}) 浮動小数点数 {expr}のアークサイン assert_beeps({cmd}) 数値 {cmd} がビープ音を鳴らすことをテストす る assert_equal({exp}, {act} [, {msg}]) 数値 {exp}と{act}が等しいかどうかテストする -assert_equalfile({fname-one}, {fname-two}) +assert_equalfile({fname-one}, {fname-two} [, {msg}]) 数値 ファイルの内容が等しいことをテストする assert_exception({error} [, {msg}]) 数値 |v:exception|が{error}であるかテストする @@ -2279,7 +2294,6 @@ assert_notmatch({pat}, {text} [, {msg}]) 数値 {pat}が{text}とマッチし assert_report({msg}) 数値 テストの失敗を報告する assert_true({actual} [, {msg}]) 数値 {actual}がtrueかどうかテストする -asin({expr}) 浮動小数点数 {expr}のアークサイン atan({expr}) 浮動小数点数 {expr}のアークタンジェント atan2({expr}, {expr}) 浮動小数点数 {expr1} / {expr2} のアークタン ジェント @@ -2377,12 +2391,12 @@ executable({expr}) 数値 実行可能な{expr}が存在するなら1 execute({command}) 文字列 {command}を実行し、出力を得る exepath({expr}) 文字列 コマンド {expr} のフルパス exists({var}) 数値 変数{var}が存在したら|TRUE| -extend({expr1}, {expr2} [, {expr3}]) - リスト/辞書 {expr1}に{expr2}の要素を挿入 exp({expr}) 浮動小数点数 {expr}の指数 expand({expr} [, {nosuf} [, {list}]]) 任意 {expr}内の特別なキーワードを展開 expandcmd({expr}) 文字列 `:edit` のように{expr}を展開 +extend({expr1}, {expr2} [, {expr3}]) + リスト/辞書 {expr1}に{expr2}を要素として挿入 feedkeys({string} [, {mode}]) 数値 先行入力バッファにキーシーケンスを追加 filereadable({file}) 数値 {file}が読み込み可能なら|TRUE| filewritable({file}) 数値 {file}が書き込み可能なら|TRUE| @@ -2442,6 +2456,7 @@ getjumplist([{winnr} [, {tabnr}]]) getline({lnum}) 文字列 現在のバッファから行の内容を取得 getline({lnum}, {end}) リスト カレントバッファの{lnum}から{end}行目 getloclist({nr} [, {what}]) リスト locationリストの要素のリスト +getmarklist([{expr}]) リスト グローバル/ローカルのマークのリスト getmatches([{win}]) リスト 現在のマッチのリスト getmousepos() 辞書 マウスの最新の位置 getpid() 数値 Vim のプロセス ID @@ -2469,7 +2484,7 @@ glob2regpat({expr}) 文字列 globパターンを検索パターンに変換 globpath({path}, {expr} [, {nosuf} [, {list} [, {alllinks}]]]) 文字列 {path}の全ディレクトリに対し glob({expr})を行う -has({feature}) 数値 機能{feature}がサポートならば|TRUE| +has({feature} [, {check}]) 数値 機能{feature}がサポートならば|TRUE| has_key({dict}, {key}) 数値 {dict}が要素{key}を持つなら|TRUE| haslocaldir([{winnr} [, {tabnr}]]) 数値 現在のウィンドウで |:lcd| か |:tcd| が @@ -2480,8 +2495,8 @@ histadd({history}, {item}) 数値 ヒストリに追加 histdel({history} [, {item}]) 数値 ヒストリからitemを削除 histget({history} [, {index}]) 文字列 ヒストリから{index}アイテムを取得 histnr({history}) 数値 ヒストリの数 -hlexists({name}) 数値 highlight group {name}が存在したら|TRUE| hlID({name}) 数値 highlight group {name}のID +hlexists({name}) 数値 highlight group {name}が存在したら|TRUE| hostname() 文字列 vimが動作しているマシンの名前 iconv({expr}, {from}, {to}) 文字列 {expr}のエンコーディングを変換する indent({lnum}) 文字列 行{lnum}のインデントを取得 @@ -2540,6 +2555,9 @@ maparg({name} [, {mode} [, {abbr} [, {dict}]]]) モード{mode}でのマッピング{name}の値 mapcheck({name} [, {mode} [, {abbr}]]) 文字列 {name}にマッチするマッピングを確認 +mapset({mode}, {abbr}, {dict}) + なし |maparg()| の結果からマッピングを復元 + する match({expr}, {pat} [, {start} [, {count}]]) 数値 {expr}内で{pat}がマッチする位置 matchadd({group}, {pattern} [, {priority} [, {id} [, {dict}]]]) @@ -2557,6 +2575,7 @@ matchstr({expr}, {pat} [, {start} [, {count}]]) matchstrpos({expr}, {pat} [, {start} [, {count}]]) リスト {expr}内の{count}番目の{pat}のマッチ max({expr}) 数値 {expr}内の要素の最大値 +menu_info({name} [, {mode}]) 辞書 メニューの項目情報を取得する min({expr}) 数値 {expr}内の要素の最小値 mkdir({name} [, {path} [, {prot}]]) 数値 ディレクトリ{name}を作成 @@ -2589,19 +2608,23 @@ popup_getoptions({id}) 辞書 ポップアップウィンドウ {id} のオプ popup_getpos({id}) 辞書 ポップアップウィンドウ {id} の位置を取 得する popup_hide({id}) なし ポップアップメニュー {id} を隠す +popup_list() リスト 全ポップアップのウィンドウIDのリストを + 取得する +popup_locate({row}, {col}) 数値 指定位置のポップアップのウィンドウIDを + 取得する popup_menu({what}, {options}) 数値 メニューとして使われるポップアップウィ ンドウを作成する popup_move({id}, {options}) なし ポップアップウィンドウ {id} の位置を セットする popup_notifications({id}, {options}) 数値 ポップアップウィンドウの通知を作成する -popup_show({id}) なし ポップアップウィンドウ {id} を再表示す - る popup_setoptions({id}, {options}) なし ポップアップウィンドウ {id} のオプショ ンを設定する popup_settext({id}, {text}) なし ポップアップウィンドウ {id} のテキスト を設定する +popup_show({id}) なし ポップアップウィンドウ {id} を再表示す + る pow({x}, {y}) 浮動小数点数 {x} の {y} 乗 prevnonblank({lnum}) 数値 {lnum}行目以前の空行でない行の行番号 printf({fmt}, {expr1}...) 文字列 文字列を組み立てる @@ -2627,16 +2650,21 @@ prop_type_list([{props}]) リスト プロパティタイプ一覧を取得 pum_getpos() 辞書 ポップアップメニューが表示されている場 合、位置とサイズを取得 pumvisible() 数値 ポップアップメニューが表示されているか -pyeval({expr}) 任意 |Python| の式を評価する py3eval({expr}) 任意 |python3| の式を評価する +pyeval({expr}) 任意 |Python| の式を評価する pyxeval({expr}) 任意 |python_x| の式を評価する rand([{expr}]) 数値 疑似乱数を取得する range({expr} [, {max} [, {stride}]]) リスト {expr}から{max}までの要素のリスト readdir({dir} [, {expr}]) リスト {expr}によって選択された{dir}内のファ イル名を取得 +readdirex({dir} [, {expr}]) リスト {expr}によって選択された{dir}内のファ + イル情報を取得 readfile({fname} [, {type} [, {max}]]) リスト ファイル{fname}から行のリストを取得 +reduce({object}, {func} [, {initial}]) + 任意 {func} を使って {object} の 畳み込み + (reduce) を行う reg_executing() 文字列 実行中のレジスタ名を取得する reg_recording() 文字列 記録中のレジスタ名を取得する reltime([{start} [, {end}]]) リスト 時刻の値を取得 @@ -2672,6 +2700,7 @@ screenrow() 数値 現在のカーソル行 screenstring({row}, {col}) 文字列 スクリーン位置の文字列 search({pattern} [, {flags} [, {stopline} [, {timeout}]]]) 数値 {pattern} を検索する +searchcount([{options}]) 辞書 検索の統計の取得もしくは更新する searchdecl({name} [, {global} [, {thisblock}]]) 数値 変数の宣言を検索 searchpair({start}, {middle}, {end} [, {flags} [, {skip} [...]]]) @@ -2754,10 +2783,10 @@ str2float({expr}) 浮動小数点数 文字列を浮動小数点数に変換す str2list({expr} [, {utf8}]) リスト {expr}の各文字をASCII / UTF8値に変換する str2nr({expr} [, {base} [, {quoted}]]) 数値 文字列を数値に変換する -strchars({expr} [, {skipcc}]) 数値 文字列{expr}の文字の数 strcharpart({str}, {start} [, {len}]) 文字列 {str} の {start} から長さ {len} の文字 列を得る +strchars({expr} [, {skipcc}]) 数値 文字列{expr}の文字の数 strdisplaywidth({expr} [, {col}]) 数値 文字列{expr}の表示幅 strftime({format} [, {time}]) 文字列 指定されたフォーマットで時刻を書式化 strgetchar({str}, {index}) 数値 {str} から {index} 番目の文字インデッ @@ -2795,8 +2824,8 @@ tabpagebuflist([{arg}]) リスト タブページ内のバッファ番号のリ tabpagenr([{arg}]) 数値 現在または最後のタブページの番号 tabpagewinnr({tabarg} [, {arg}]) 数値 タブページ内の現在のウィンドウの番号 -taglist({expr} [, {filename}]) リスト {expr}にマッチするタグのリスト tagfiles() リスト 使用しているタグファイルのリスト +taglist({expr} [, {filename}]) リスト {expr}にマッチするタグのリスト tan({expr}) 浮動小数点数 {expr}のタンジェント tanh({expr}) 浮動小数点数 {expr}のハイパボリックタンジェ ント @@ -2823,11 +2852,11 @@ term_gettty({buf}, [{input}]) 文字列 端末の tty 名を取得する term_list() リスト 端末バッファのリストを取得する term_scrape({buf}, {row}) リスト 端末スクリーンの行を取得する term_sendkeys({buf}, {keys}) なし キー入力を端末に送信する -term_setapi({buf}, {expr}) なし |terminal-api| の関数名プリフィックス - を設定する term_setansicolors({buf}, {colors}) なし GUI カラーモードでの ANSI パレットを設 定する +term_setapi({buf}, {expr}) なし |terminal-api| の関数名プリフィックス + を設定する term_setkill({buf}, {how}) なし 端末のジョブを停止するためのシグナルを 設定する term_setrestore({buf}, {command}) なし 端末を復元するためのコマンドを設定する @@ -2846,6 +2875,7 @@ test_ignore_error({expr}) なし 特定のエラーを無視する test_null_blob() Blob テスト用のnull値 test_null_channel() チャネル テスト用のnull値 test_null_dict() 辞書 テスト用のnull値 +test_null_function() Funcref テスト用のnull値 test_null_job() ジョブ テスト用のnull値 test_null_list() リスト テスト用のnull値 test_null_partial() Funcref テスト用のnull値 @@ -2858,6 +2888,8 @@ test_scrollbar({which}, {value}, {dragging}) test_setmouse({row}, {col}) なし テスト用にマウス位置を設定する test_settime({expr}) なし テスト用に現在の時刻を設定する test_srand_seed([seed]) なし srand() のテスト用に種を設定する +test_unknown() 任意 テスト用のunknown値 +test_void() 任意 テスト用のvoid値 timer_info([{id}]) リスト タイマーに関する情報 timer_pause({id}, {pause}) なし タイマーの一時停止または一時停止解除 timer_start({time}, {callback} [, {options}]) @@ -2868,7 +2900,8 @@ tolower({expr}) 文字列 文字列{expr}を小文字にする toupper({expr}) 文字列 文字列{expr}を大文字にする tr({src}, {fromstr}, {tostr}) 文字列 {src}中に現れる文字{fromstr}を{tostr} に変換する -trim({text} [, {mask}]) 文字列 {text} から {mask} 内の文字を切り取る +trim({text} [, {mask} [, {dir}]]) + 文字列 {text} から {mask} 内の文字を切り取る trunc({expr}) 浮動小数点数 浮動小数点数{expr}を切り詰める type({name}) 数値 変数{name}の型 undofile({name}) 文字列 {name}に対するアンドゥファイルの名前 @@ -2883,6 +2916,7 @@ win_execute({id}, {command} [, {silent}]) 文字列 ウィンドウ{id}で{command}を実行する win_findbuf({bufnr}) リスト {bufnr}を含むウィンドウを見つける win_getid([{win} [, {tab}]]) 数値 {tab}の{win}のウィンドウIDを取得 +win_gettype([{nr}]) 文字列 ウィンドウ {nr} の型 win_gotoid({expr}) 数値 ID {expr}のウィンドウに行く win_id2tabwin({expr}) リスト ウィンドウIDからタブとウィンドウnr取得 win_id2win({expr}) 数値 ウィンドウIDからウィンドウnr取得 @@ -2891,10 +2925,10 @@ win_screenpos({nr}) リスト ウィンドウ {nr} のスクリーン位置を win_splitmove({nr}, {target} [, {options}]) 数値 ウィンドウ {nr} を {target} の分割へ移 動 -win_gettype([{nr}]) 文字列 ウィンドウ{nr}の種別 winbufnr({nr}) 数値 ウィンドウ{nr}のバッファ番号 wincol() 数値 カーソル位置のウィンドウ桁 winheight({nr}) 数値 ウィンドウ{nr}の高さ +windowsversion() 文字列 MS-Windows OS のバージョン winlayout([{tabnr}]) リスト タブ {tabnr} 内のウィンドウの配置 winline() 数値 カーソル位置のウィンドウ行 winnr([{expr}]) 数値 現在のウィンドウの番号 @@ -3966,7 +4000,7 @@ executable({expr}) *executable()* MS-Windowsでは ".exe"、".bat" などの拡張子は含めても含めなくて もよい。省略された場合は$PATHEXTの拡張子を検索する。よって "foo.exe" が存在しなければ "foo.exe.bat" が見つかることもあり - うる。$PATHEXTが存在しなければ ".exe;.com;.bat;.cmd" が使われ + うる。$PATHEXTが存在しなければ ".com;.exe;.bat;.cmd" が使われ る。$PATHEXTにドットだけを含めると拡張子なしの名前を検索するこ とができる。'shell' がUnixシェルのように思われるときは、{expr} の後に拡張子をつけない名前も検索される。 @@ -4046,9 +4080,12 @@ exists({expr}) 結果は数値で、変数{expr}が存在すれば|TRUE|とな $ENVNAME 環境変数(空文字列と比較することでも判 定できる) *funcname 組み込み関数(|functions|参照)かユーザー - が定義した関数(|user-functions|参照)。 - また Funcref である変数に対しても動作 - する。 + が定義した関数(|user-functions|参照)の + 内、実装済みのもの。また Funcref であ + る変数に対しても動作する。 + ?funcname 実装されているかもしれない組み込み関数。 + "funcname" が有効かチェックするのに利 + 用できる。 varname 内部変数(|internal-variables|) |curly-braces-names|, |Dictionary|の要 素、|List|の要素などに対しても動作する。 @@ -4296,6 +4333,8 @@ feedkeys({string} [, {mode}]) *feedkeys()* 'L' 低レベル入力。UnixまたはGUIを使用している場合にのみ機 能する。キーは端末から来ているかのように使われる。他の フラグは使用されない。 *E980* + CTRL-C で割り込み時、かつ 't' が含まれていると内部 + "got_int" フラグが設定される。 'i' 追加する代わりに文字を挿入する。(上記参照) 'x' 先行入力が空になるまでコマンドを実行する。 これは ":normal!" を使うのと似ている。 @@ -4341,7 +4380,7 @@ filewritable({file}) *filewritable()* み可能な場合、結果は2となる。 |method| としても使用できる: > - GetName()->filewriteable() + GetName()->filewritable() filter({expr1}, {expr2}) *filter()* @@ -5047,9 +5086,10 @@ getcompletion({pat}, {type} [, {filtered}]) *getcompletion()* < *getcurpos()* getcurpos() カーソルの位置を返す。これは getpos('.') に似ているが、追加の - 情報を含む: - [bufnum, lnum, col, off, curswant] ~ + "curswant" 情報を含む: + [0, lnum, col, off, curswant] ~ "curswant" は縦方向移動の優先的列番号である。|getpos()| も参照。 + 最初の "bufnum" は常に0である。 次のようにしてカーソル位置の保存と復元ができる: > let save_cursor = getcurpos() @@ -5252,6 +5292,25 @@ getloclist({nr} [, {what}]) *getloclist()* 詳細は |location-list-file-window| を 参照。 +getmarklist([{expr}]) *getmarklist()* + {expr} 引数が無い場合は全グローバルマークについての情報のリス + トを返す。|mark| + + オプショナル引数 {expr} が指定されている場合、{expr} で指定 + されたバッファのローカルマークの値を返す。{expr} の使い方は + |bufname()| を参照。 + + 戻り値のリストの各要素は以下の内容の辞書|Dict|になっている: + name - 接頭辞 "'" が付いたマークの名前 + pos - マークの位置のリスト|List|: + [bufnum, lnum, col, off] + 詳細は |getpos()| を参照。 + file - ファイル名 + + 特定のマークについて取得した情報の詳細は |getpos()| を参照。 + +< |method| としても使用できる: > + GetBufnr()->getmarklist() getmatches([{win}]) *getmatches()* |matchadd()| と |:match| によりカレントウィンドウに定義された @@ -5372,7 +5431,8 @@ getqflist([{what}]) *getqflist()* 取得。0 は現在のリストもしくは "nr" で指定され たリストのidを意味する idx 'id' または 'nr' で指定されたquickfixリスト内 - の現在のエントリのインデックス。 + の情報を取得した最後のエントリのインデックス。 + もし0なら、カレントのエントリが使われる。 |quickfix-index| を参照 items quickfixリストのエントリ lines 'efm' を使用して行のリストをパースし、結果のエ @@ -5408,8 +5468,8 @@ getqflist([{what}]) *getqflist()* を参照。存在しない場合、"" に設定される。 id quickfixリストID |quickfix-ID|。存在しない場 合、0 に設定される。 - idx リスト内の現在のエントリのインデックス。存在し - ない場合、0 に設定される。 + idx リスト内のquickfixのエントリのインデックス。 + 存在しない場合、0 に設定される。 items quickfixリストのエントリ。存在しない場合、空リ ストに設定される。 nr quickfixリスト番号。存在しない場合、0 に設定さ @@ -5720,10 +5780,29 @@ globpath({path}, {expr} [, {nosuf} [, {list} [, {alllinks}]]]) GetExpr()->globpath(&rtp) < *has()* -has({feature}) 結果は機能{feature}がサポートされる場合1、されない場合0とな - る。引数{feature}は文字列。下記の|feature-list|を参照。 +has({feature} [, {check}]) + {check} がない、もしくは0: 結果は機能{feature}がサポートしてい + る場合1、されない場合0となる。引数{feature}は文字列で大文字/ + 小文字の区別が無視される。下記の |feature-list| を参照。 + + {check} があり、0でない: 結果は数値で、機能{feature}が既知であ + る場合1、そうでない場合0となる。これは {feature} の誤字のチェッ + クとデッドコードの検知に便利。古いバージョンの Vim は後で追加 + される機能のことは知らず、現在のバージョンの Vim は放棄された + 機能のことを知らないということに注意。 + |exists()|も参照。 + Note ある機能が無い時に文法エラーとなるコードをスキップするた + めには、Vim は行の残りをスキップし、後続の `endif` を見逃すか + もしれないことに注意。そのためには、`endif` を独立した行に置く + : > + if has('feature') + let x = this->breaks->without->the->feature + endif +< もし `endif` を2行目に "| endif" として移動させると見付けられ + なくなる。 + has_key({dict}, {key}) *has_key()* 結果は数値で、辞書|Dictionary| {dict}がキー{key}の要素を持つな ら1、持たないなら0となる。 @@ -6655,20 +6734,30 @@ maparg({name} [, {mode} [, {abbr} [, {dict}]]]) *maparg()* {dict} に|TRUE|が指定されたときはマッピングのすべての情報を含 んだ辞書が返る: - "lhs" マッピングの {lhs} - "rhs" マッピングの {rhs} (入力されたまま) - "silent" |:map-silent| マッピングなら 1。そうでなければ0。 - "noremap" マッピングの {rhs} が再マップ可能なら 1。 - "expr" 式マッピング (|:map-|) なら 1。 - "buffer" バッファローカルマッピング (|:map-local|) なら1。 - "mode" マッピングが定義されているモード。上述のモードに - 加え、次の文字が使用される: - " " ノーマル、ビジュアル、オペレータ待機 - "!" 挿入、コマンドラインモード (|mapmode-ic|) - "sid" マッピングで使用されるスクリプトローカルID - (||)。 - "lnum" "sid" 内の行番号。不明の場合はゼロ。 - "nowait" 他の長いマッピングを待たない。(|:map-|)。 + "lhs" マッピングの {lhs} (入力されたまま) + "lhsraw" マッピングの {lhs} (生のバイト値) + "lhsrawalt" マッピングの {lhs} (生のバイト値の代替形式、 + "lhsraw" と違う場合のみ存在) + "rhs" マッピングの {rhs} (入力されたまま) + "silent" |:map-silent| マッピングなら 1。そうでなければ + 0。 + "noremap" マッピングの {rhs} が再マップ可能でないなら 1。 + "script" マッピングが