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010.Place-for-Standing-work.md

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10.立って仕事ができる場所(Place for Standing Work)

著者:蜂須賀 大貴

姿勢を変えること、体を動かすことで新たなアイディアを想起し、自分の体を労ろう。Standinge。


[IMAGICA Lab. にある、立ち仕事デスク]


ソフトウェア開発は座り仕事が多い。スタンディングミーティングや移動を除くと大抵が座ってコンピュータと向き合う仕事だ。タスクに没頭していると気がついたら、同じ姿勢で数時間ということも・・・。チームの効率の敵はそんな習慣からくる肩こりや腰の痛みかもしれない。 また、どうしても発想が煮詰まってしまうこともあるだろう。そんな時は歩いたり、休憩を取る。しかし、手を止めずに発想を転換する方法なないだろうか

▼その状況において


どのようにして、自分の体と向き合い、自らの工夫でパフォーマンスを上げられるだろうか。

▼そこで


アジャイル基地に立って仕事ができるスペースを作ろう。そして、チームがいつでも気軽に使えるようにしよう。自らの状態と向き合いながら、率先して使ってくれる場になるだろう。

▼その結果


アジャイル基地から辛そうな表情が減るだろう。腰痛や肩こりはエンジニアの職業病といっても過言ではない。これ自体の解決は難しくてもメンバーが自ら上手く付き合いながら仕事をすることで、チームへのエンゲージメントやチーム自体のベロシティーの向上も期待できる。 立ち作業用のデスクは色々なものがある。既存の机の上に置くだけで良い安価なものから机そのものが昇降可能なものまでピンからキリである。また、発想の転換における効率の改善や目線を上げることによる視野の変化などの効果も高い。チームの健康増進、効率の向上を目的にこれらの購入に対する投資を行おう。


筆者のチームには慢性的な腰痛持ちが複数名いる。この症状は人により異なり、痛みを伴う姿勢、タイミングも異なる。それが原因で欠席をに伴うことも少なくなく、その解決方法を待望していた。そんな中、米MicrosoftやGoogleなどのオフィスを特集した記事でスタンディングデスクの存在に気づいた。すぐに購入し、アジャイル基地の共有スペースに配置したところ、持病とも上手く付き合いながら仕事ができるだけでなく、腰痛を持っていないメンバーも発想が行き詰まった時に目線を変え、アイディアを想起するためにそれを使うようになった。

COMWARE TO SPACEでは、部屋の中心に高めのバーカウンター&ハイチェアを配置している。基本的には各チームのPOが作業を行っているが、すべてのユーザが気分転換に利用しているシーンも散見される。

Lean Agile Baseにも立ち仕事スペースがある。


[Lean Agile Base の例]

Agile Studio Fukui も、スタンディングでの作業スペースを設けている(「8.モブプログラミングのためのベースキャンプ」の写真も参照)。

デンソー新横浜オフィスではTrayboを組合わせることで、リーズナブルにスタンディングモブプログラミングを実装している。
[デンソー新横浜オフィスの Traybo を使った立ち仕事スペース]